脚本の直し01 シナリオスクールの課題が放送台本になるまで

私はシナリオスクールで書いた課題を書き直して、シナリオコンクールで受賞しました。受賞作は「直し」と呼ばれる修正作業を繰り返して放送されました。シナリオスクールの課題の脚本と受賞作、「直し」を繰り返す過程の脚本と「直し」の依頼内容、放送された台本を公開します。

シナリオスクールの課題はシナリオ・センターの20枚シナリオです。20枚シナリオとは200字詰め原稿用紙20枚の脚本です。放送すると10分のテレビドラマ用の脚本です。50分のラジオドラマに書き直して受賞し、「直し」を繰り返して台本になり、NHK-FM「FMシアター」で放送されました。

放送されるドラマは脚本家が脚本を書いて終わりではなく、「直し」と呼ばれるドラマのディレクターやプロデューサーからの依頼で修正作業があります。「直し」があるのは知られているのですが、どういう修正依頼があって脚本家がどういう風に「直し」をしたのかは、ほとんど公表されることはありません。

シナリオコンクールで受賞した脚本の著作権などは独占的に主催者側に帰属することが多いですが、私が受賞したBKラジオドラマ脚本賞の規定では、受賞作の著作権は審査結果発表後3年間はNHK、以降は作者本人に帰属しています。すでに3年以上経過しているので、公開しようと思いました。

「直し」と呼ばれるシナリオコンクールの受賞作を何度も書き直す作業は大変だと噂されていますが、実際はどうなのか自分の目で判断してみてください。

  1. 脚本の直し02 シナリオスクールの課題の脚本
  2. 脚本の直し03 シナリオコンクール応募のテレビドラマ脚本
  3. 脚本の直し04 シナリオコンクール応募のラジオドラマ脚本
  4. 脚本の直し05 シナリオコンクール受賞作の脚本の直し1回目
  5. 脚本の直し06 シナリオコンクール受賞作の脚本の直し2回目
  6. 脚本の直し07 シナリオコンクール受賞作の脚本の直し3回目
  7. 脚本の直し08 シナリオコンクール受賞作の脚本の直し4回目
  8. 脚本の直し09 シナリオコンクール受賞作の脚本の直し5回目
  9. 脚本の直し10 シナリオコンクール受賞作の脚本の直し6回目
  10. 脚本の直し11 シナリオコンクール受賞作の脚本の直し7回目
  11. 脚本の直し12 NHKラジオで実際に放送された台本
  12. 脚本の直し13 シナリオコンクールの傾向を審査員に聞いた
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