創作テレビ07 落選作品を応募してもいい 創作テレビドラマ大賞

「創作テレビドラマ大賞 よくあるご質問」には「テレビ局や映画会社などが主催する脚本コンクールで何らかの賞(大賞、佳作、奨励賞など)を受賞し、その旨がメディアで発表された作品でなければ応募は可能ですが、この公募の為のオリジナル作品を書いていただきたく思います。」と書かれています。

創作テレビドラマ大賞のために新しく作品を書いて欲しいけれど、過去に他のシナリオコンクールに応募された作品でも受賞していなければ応募してもいいということです。時間が無いなら、とりあえず他のシナリオコンクールに応募して落選した作品を創作テレビドラマ大賞に応募しましょう。

ただ、テレビ朝日新人シナリオ大賞に応募した作品は注意が必要です。テレビ朝日新人シナリオ大賞の一次審査の発表は創作テレビドラマ大賞の募集前に行われます。テレビ朝日新人シナリオ大賞の一次審査で落選した作品は創作テレビドラマ大賞に大量に応募されます。

テーマが決まっていないフジテレビヤングシナリオ大賞であれば問題ありませんが、テレビ朝日新人シナリオ大賞は毎回テーマが決まっています。シナリオコンクールでは同じようなテーマの作品が多いと、同じような作品と思われ、個性が無いので落選することが多いです。

シナリオコンクールで一次審査落ちした作品を他のシナリオコンクールに応募すると、一次審査は通過することはあっても、大賞を受賞することは無いと思います。やはり一次審査落ちした場合は、ある程度修正してから応募した方がいいです。応募してから時間が経つと新しいアイデアも浮かびます。

シナリオコンクールに応募して落選すると、ネットに公開してしまう人もいますが、落選した作品を応募できるシナリオコンクールもあるので、ネットに公開するのはやめた方がいいです。ネットに公開していると、応募できなくなることもあります。

シナリオコンクールで落選した作品はすべてが悪いということはありません。バラバラにして再利用した方がいいです。使える設定だけ残して別の作品で使えばいいです。今は実力が無くてうまく書けないアイデアも、実力がついたら書けるようになるかもしれません。

特におすすめなのは、主役などの登場人物を使いまわすことです。登場人物のキャラクター作りは時間もかかり、苦労します。他の映画の主役が集まって戦う映画「アベンジャーズ」のようにシナリオコンクールで落選した作品の主役たちが集まるような作品を書けばいいです。

シナリオコンクールの講評を読むと、脇役がステレオタイプな登場人物だと批判されることが多いです。主役は時間をかけて作りますが、脇役はよくあるステレオタイプな登場人物になりがちです。脇役がステレオタイプと思うなら、脇役にシナリオコンクールで落選した作品の主役を使うといいです。
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