脚本家独学08 世界を席巻したいなら漫画から学べ
世界を席巻するドラマを作るためにハリウッドのドラマの作り方を真似して、チームで脚本を作るテレビ局が増えています。プロデューサーは脚本料を抑えられるのでいいでしょうけど、脚本家にメリットは少なく、ハリウッドのように脚本家の組合が賃上げを要求してもめるのではないかと思います。
日本のドラマよりも日本のアニメはとっくの昔に世界を席巻しています。日本の映画の興行収入のランキングもアニメだらけです。世界を席巻する物語を作りたいならアニメを真似した方がいいです。アニメはオリジナルのものよりも漫画家が描いた漫画をアニメ化することが多いので、漫画家から学びます。
脚本の参考書は少なく、日本の脚本の参考書はプロの脚本家でもなくシナリオコンクールで受賞したこともないような人が書いていたりして、何の勉強にもならないものが多いです。海外の脚本の参考書の方が勉強になりますが、文化の違いや翻訳されている内容が伝わらなくて読みづらいものが多いです。
漫画家が書いた参考書はとにかく読みやすいです。普段から子供向けの漫画を描いているからでしょう。漫画家を目指す人は小中学生もいるので、簡単な言葉で分かりやすく書かれていて、おすすめです。好きな漫画家の漫画の描き方の本を読むのがいいですが、私が参考になった本を紹介します。
1つ目は「秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由」です。休まずに40年間も毎週一話完結のギャグマンガを書き続けた漫画家なので、特に時間術についての項目が参考になります。漫画家は深夜まで締め切りに追われて漫画を描いている印象でしたが、全く違いました。
「勤務時間は9時から19時までと定めていて、昼と夕には食事のための休憩時間1時間ずつ。」というサラリーマンのような勤務時間で漫画を描いていました。「起床は7時半、勤務時間は9時、睡眠はしっかりとる。」と書かれています。睡眠時間を削ったり徹夜しても意味ないことが書かれています。
「仕事のできる時間を短く設定してしまえば、おのずと仕事のスピードを速めていけるものなのです。」と書かれています。毎日規則正しくした方が効率がいいことが分かります。ただ、「ギリギリで描いた方がライブ感があり、迫力のある作品になるのは確かです。」とも書かれています。
このやり方を真似しようと思います。シナリオコンクールに応募する場合は、プロットを考えるときは睡眠不足にならないように夜中に考えるのはやめて、時間を決めて毎日考える。脚本を書くときは締め切り前に一気に書いて、勢いのある脚本にすればいいと思います。
2つ目は「Dr.マシリト 最強漫画術」です。作者は漫画の編集者です。漫画家の特徴や漫画の描き方を例にして、出版社に持ち込んで担当者に読んでもらう持ち込み漫画を描く人のために書かれています。作者が大量に漫画を読んで研究した結果、「面白い漫画は読みやすい。」と書かれています。
シナリオコンクールは1時間の1話完結のドラマが多いです。読み切り漫画や持ち込み漫画に似ているので、参考になることが多いです。「読者に受けるキャラクターを読者に紹介するためのエピソード」「読み切りはキャラクターの紹介エピソードとすることに徹する。」と書かれています。
物語より主人公を優先することが重要で、漫画「ドラゴンボール」では主人公が受け身だったから初めは人気が無く、「強くなりたい」と思う主人公に再定義したら人気になったと書かれています。「誰が主人公かすぐわかり、たちまち冒険アクションへ巻き込まれていく」始まり方がいいと書かれています。
読者が一目で読めるセリフの文字数(7~8文字×3行)と書かれていて、読みやすい文章をネットで調べると、漢字をひらがなにした方がいい場合が多いことが分かりました。脚本の読みやすい書き方については、私も脚本を大量に読んで、読みやすいと思った書き方をまとめています。
脚本書き方01 脚本の柱ト書きセリフの知られてない書き方
漫画家以外でも子供向けに書かれた本は分かりやすいです。劇作家つかこうへいさんの演出論や演技論は感覚的で分かりづらいですが、「高校生のための実践演劇講座 (第3巻 演出論・演技論篇) 」では、代表作の演劇「熱海殺人事件」の台本を例に優しい言葉で解説されていて、分かりやすく勉強になります。
日本のドラマよりも日本のアニメはとっくの昔に世界を席巻しています。日本の映画の興行収入のランキングもアニメだらけです。世界を席巻する物語を作りたいならアニメを真似した方がいいです。アニメはオリジナルのものよりも漫画家が描いた漫画をアニメ化することが多いので、漫画家から学びます。
脚本の参考書は少なく、日本の脚本の参考書はプロの脚本家でもなくシナリオコンクールで受賞したこともないような人が書いていたりして、何の勉強にもならないものが多いです。海外の脚本の参考書の方が勉強になりますが、文化の違いや翻訳されている内容が伝わらなくて読みづらいものが多いです。
漫画家が書いた参考書はとにかく読みやすいです。普段から子供向けの漫画を描いているからでしょう。漫画家を目指す人は小中学生もいるので、簡単な言葉で分かりやすく書かれていて、おすすめです。好きな漫画家の漫画の描き方の本を読むのがいいですが、私が参考になった本を紹介します。
1つ目は「秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由」です。休まずに40年間も毎週一話完結のギャグマンガを書き続けた漫画家なので、特に時間術についての項目が参考になります。漫画家は深夜まで締め切りに追われて漫画を描いている印象でしたが、全く違いました。
「勤務時間は9時から19時までと定めていて、昼と夕には食事のための休憩時間1時間ずつ。」というサラリーマンのような勤務時間で漫画を描いていました。「起床は7時半、勤務時間は9時、睡眠はしっかりとる。」と書かれています。睡眠時間を削ったり徹夜しても意味ないことが書かれています。
「仕事のできる時間を短く設定してしまえば、おのずと仕事のスピードを速めていけるものなのです。」と書かれています。毎日規則正しくした方が効率がいいことが分かります。ただ、「ギリギリで描いた方がライブ感があり、迫力のある作品になるのは確かです。」とも書かれています。
このやり方を真似しようと思います。シナリオコンクールに応募する場合は、プロットを考えるときは睡眠不足にならないように夜中に考えるのはやめて、時間を決めて毎日考える。脚本を書くときは締め切り前に一気に書いて、勢いのある脚本にすればいいと思います。
2つ目は「Dr.マシリト 最強漫画術」です。作者は漫画の編集者です。漫画家の特徴や漫画の描き方を例にして、出版社に持ち込んで担当者に読んでもらう持ち込み漫画を描く人のために書かれています。作者が大量に漫画を読んで研究した結果、「面白い漫画は読みやすい。」と書かれています。
シナリオコンクールは1時間の1話完結のドラマが多いです。読み切り漫画や持ち込み漫画に似ているので、参考になることが多いです。「読者に受けるキャラクターを読者に紹介するためのエピソード」「読み切りはキャラクターの紹介エピソードとすることに徹する。」と書かれています。
物語より主人公を優先することが重要で、漫画「ドラゴンボール」では主人公が受け身だったから初めは人気が無く、「強くなりたい」と思う主人公に再定義したら人気になったと書かれています。「誰が主人公かすぐわかり、たちまち冒険アクションへ巻き込まれていく」始まり方がいいと書かれています。
読者が一目で読めるセリフの文字数(7~8文字×3行)と書かれていて、読みやすい文章をネットで調べると、漢字をひらがなにした方がいい場合が多いことが分かりました。脚本の読みやすい書き方については、私も脚本を大量に読んで、読みやすいと思った書き方をまとめています。
脚本書き方01 脚本の柱ト書きセリフの知られてない書き方
漫画家以外でも子供向けに書かれた本は分かりやすいです。劇作家つかこうへいさんの演出論や演技論は感覚的で分かりづらいですが、「高校生のための実践演劇講座 (第3巻 演出論・演技論篇) 」では、代表作の演劇「熱海殺人事件」の台本を例に優しい言葉で解説されていて、分かりやすく勉強になります。
傾向と対策