傾向と対策03 脚本を1時間で何枚書けるか知ってますか?

脚本を1時間で何枚書けるのか時間を計測したことがあるでしょうか。私の場合は1時間に平均5枚でした。箱書きなどが終わっている状態で脚本を書いた時間です。早いか遅いかは分かりません。自分がどれぐらいの時間で脚本を書けるかを知っていることが重要です。

締め切り間際に50枚の脚本を書く場合は、10時間あれば書けることになります。もし8時間しか時間が無ければ、脚本を書くことを諦めます。根性で8時間で脚本を書けるかもしれませんが、完成したことに満足するだけの内容が薄い脚本になるだけです。

脚本を平均で何枚書けるか分かっていれば、時間切れになったり内容の薄い脚本を書くことはありません。時間が足りなければ、過去作を手直ししてシナリオコンクールに応募します。中途半端な新作を書くより、大賞を受賞できる確率が高いからです。

1時間ごとにペースを確認します。普段より早い場合は意味のないセリフだらけだったり、柱やト書きが多過ぎないか確認します。疲れて脚本を書くペースが遅くなってきたら1時間休んで食事休憩にするか、もう諦めて過去作の手直しに変更します。

途中で箱書きしたものとは別のアイデアが浮かんでくることもありますが、冷静に箱書きした内容を脚本にしていきます。良いアイデアだと思っても、最後につじつまが合わなくなったり、途中で考えるのでペースも狂い、時間が足りなくなります。

箱書きの内容に沿っていれば、話を膨らませたり、急に思いついたことも書きます。書きながら主人公の個性がでてきたり、伏線が増えたり、結末が変わったりすることもあります。その場合でも書いた脚本をさかのぼって書き直したりはしません。

完成予定が分かっていると、締め切り当日でも焦らずに書くことができます。完成予定から逆算して箱書きやアイデアをいつまでに終わらせないといけないか分かります。自分のペースを守ることで、安定して多くの脚本を書くことができます。

脚本は小説と違い書き方のルールがあるので、自動で脚本形式に変換してくれる脚本執筆ソフを使えば、脚本を早く書くことができます。
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