月刊ドラマ 2010年08月

第10回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞・優秀賞受賞作「今夜は泣いても」森戸恭子
コンビニの店員、ビル管理する男、家で待つ妻にそれぞれドラマがあり
3つの話の登場人物がリンクする。計算されて上手いのだけど
大きな1つの話にまとまらないので、盛り上がりがそれほどない。

第10回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞・優秀賞受賞作「神童と呼ばれた少年」井上直哉
高校生で頭のいい少年と刑事が取調室で対決する本格サスペンス。
少年は拾った拳銃をいじめられっ子に渡し、居眠り運転で両親を
殺した男に復讐を計画する。最後まで展開が読めず少年に翻弄される。

第10回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞・優秀賞受賞作「虹の祈り」浅香憂子
14歳の娘を殺した男が4年で刑務所から出てきたことを知る夫婦。
男は罪を償ったんだからもういいだろうと反省してないところが辛い。
夫婦の気持ちが明るくなって希望があるように見えるが何かひっかかる。

カフェ・ラ・テ ドラマ・ファクトリー・最優秀賞受賞作「動きの遅い熊」石原理恵子
結婚式場で元恋人の男と携帯電話で会話する新婦。男は動物園で
動かない熊に自分を投影する。映像が無い中でメイクさんの声で
新婦が元気そうに喋っているのに泣いていたと分かるアイデアがいい。
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