月刊ドラマ 2011年08月

第11回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞・大賞受賞作「花の冠」若狹大基
前の夫の連れ子の弟、前の前の夫の連れ子の姉。母親の再婚が決まる。
姉1人残して母と弟は暴力夫から逃げ、幸せだとウソをつく姉。
血が繋がらないのに家族という関係で家族とは何なのか考えさせられる。

第11回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞・優秀賞受賞作「リンドウの花」内田静
ひき逃げしてしまう姉妹。殺した人間は殺されて当然の性犯罪者の男。
男の母親は犯人を捜さなくていいと言う。刑事の追及を逃れるが、
人の命を奪ったことで本当にこれでいいのか追い込まれ自首する。

第11回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞・優秀賞受賞作「異心伝心」本田隆朗
障害を持った赤ちゃんを育てるシングルマザー。アナウンサーの妹より
目立ちたいためにかわいそうな人間を演じる。ここで騒いでくれと願うと
赤ちゃんがパニックを起こすことに気付き自分を責めるテーマが新しい。

カフェ・ラ・テ ドラマ・ファクトリー「未来からの電話」藤田良徳
未来の自分からの電話の指図で未来が徐々に変わっていくことを
電話の音声だけで表現するアイデアが新鮮。過去に口を出したことで
未来がどんどん悪くなり何もしなければ幸せだったというオチもいい。
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