月刊ドラマ 1986年09月

「親子ゲーム」黒土三男
母親に捨てられ無口な少年が若い元不良の男女とラーメン屋で
一緒に生活する。父親の元へ帰るが、しばらくして少年が
何事も無かったようにラーメン屋を手伝いまたすぐに出て行く。

3人とも何も言わないまま少年を見送りもう会えないと落ち込んで
家に帰るとありがとうと書かれた紙を部屋で見つける。
人を感動させるのにセリフはいらないと思うぐらい感動させられた。

3人はずっと一緒にいたいけど無理なことは分かっている。
父親と一緒に暮らすことを嫌がっていた少年は強くなって親元へ帰る。
最後の最後まで3人は一緒に暮らせるのか二転三転するのがいい。

「オレゴンから愛'86」黒土三男
オレゴンの大自然で暮らす一家。体力の差がある不良たちに
何回やられても立ち向かっていくことで周囲に気持ちを伝えられた。
日本の習慣が通じないことで日本のことを考えさせられる。
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