月刊ドラマ 1979年07月 創刊号

「大都会PART3 国際密輸ルート」浅井達也
マニキュアを塗ると指紋が出ないというのは初めて知った。
犯人が大使館の要人なので何もできないもどかしさがあるが、
銃撃戦が激しく最後は捕まえずに殺して終わるのが斬新。

「明日の刑事 魅せられて!刑事と同棲した男」浜名洋平
出所した犯人を同居させるが、ずうずうしくていらいらいする。
刑事に迷惑をかけたくない犯人とそれでも優しくする刑事。
最後は刑事の顔を思い出して自首してくる心温まる刑事ドラマ。

「太陽にほえろ! ボンは泣かない」畑嶺明、小川英
ドア前で止まった影をネオンがとらえる。ト書きがかっこいい。
風呂道具を持ってアパートから出てくる女が時代を感じさせる。
人質として捕まった女が金に目がくらんで犯人になるのは意外な展開。

「七人の刑事 制服のいたずら」重森孝子
犯人に紐で縛られた老夫婦。犯人が逃げた後に妻だけが抜け出すが、
喧嘩になり逆上して夫を絞め殺す。
全体的に犯行の手口が複雑で刑事ドラマだらけの時代の苦労がみえる。
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