月刊ドラマ 1982年01月

「ホンカン仰天す」倉本聰
倉本聰の脚本なので、柱以外にACTⅠ、Ⅱ、Ⅲと明確に区切られている。
序破急の割り振り。港町の優しい駐在が漁港の魚を盗んで他人に配る男を
逮捕に苦悩するが、盗まなくてはいけない港町の問題点を考えさせられる。

第1回読売テレビゴールデンシナリオ賞・最優秀賞受賞作「顔」井上健二
美容整形医師が人間が勝手に顔を作りかえることに対しての罪悪感に悩む。
主人公の医師が本当はなりたかった医者になることを決意するだけでなく、
整形した女がやっぱり元の顔でやり直したいというところに新しさがある。

「タクシー・サンバ」山田太一
山田太一の脚本なのでセリフが独特。ト書きに書くようなことがセリフに
なっている。(近づいていく)(立つ)など。
字下げしないので見やすいけど、どっちがいいんだろうか。
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