月刊ドラマ 2003年01月

日本テレビシナリオ登龍門2002・優秀賞受賞作「沈まない骨」阿部美佳
老人と家出した子供が楽しく冒険する話。会話が楽しいが、
ダムで沈んだ町の話とか最後は老人が死んだり、
無理やり感動的な話に落ち着けた感じ。

日本テレビシナリオ登龍門2002・優秀賞受賞作「押し屋」町野弘幸
電車に飛び込んで自殺したい人の背中を押す殺し屋の話。
設定が面白い。関西弁の殺し屋が主役になってるが、
殺し屋に巻き込まれた普通の人の方に感情移入してしまう。

日本テレビシナリオ登龍門2002・優秀賞受賞作「葬式新聞」吉野万理子
タイトルがいい。亡くなった人や家族のためだけに、
新聞を作るアイデアもいい。主役の女の子がどこも就職できないより
大手新聞会社をけって葬式新聞に就職すればよかった。

日本テレビシナリオ登龍門2002・入選作「雨女逆襲!」富岡洋一
3階のベランダから窓ガラスを割って女が飛び降りてきて引き込まれる。
不幸な女とスパイ女の妙な友情。カーチェイスや銃撃戦が映画のよう。
シーンごとに何時かタイトルを表示するなど海外ドラマ24の影響か。

日本テレビシナリオ登龍門2002・入選作「偽りのゲストルーム」西中龍
取調室での誘拐犯と刑事の密室会話劇。ワンシチュエーションで
好きな設定なのに、ほとんど取調室のシーンばかりで代り映えしない。
同じシチュエーションでも話が展開すれば、面白く見れるのに。
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