月刊ドラマ 2003年08月

第15回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作「僕らの未来に子供たちはイエスと言うか」安達奈緒子
セックスレスの美人の姉と子沢山の妹。姉は元彼に誘われたり、
夫に不満だったりするが、妹に子供が産まれたことで
家族それぞれに幸せを再確認するラストは感動させる。

第15回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作「琉球偉人伝説」金子真弓
宝くじに当たって締め切り間際に換金しに行く。舞台が沖縄で
次々と問題が起こり、寸前で銀行が閉まるが、人助けしたと
良いように誤解されニュースでスターになるのは面白い。

第15回フジテレビヤングシナリオ大賞・佳作受賞作・P&Gパンテーン特別賞受賞作「グリーティングメール」清水達也
何でもずけずけ言う友達が落ち込むなら後を追って死ねとか
慰める女を前から狙ってたから死んで嬉しいだろうとか
いい人ばかりでなく、嫌な人間が存在感があって印象深い。

第15回フジテレビヤングシナリオ大賞・佳作受賞作「微熱」鬼塚岳人
拾った携帯からメル友が誰か分かる。自分を頼ってきていたメル友に
恋人ができたことから、両者の立場が変わる。相手をストーカーして
結局空しいだけの主人公の気持ちが丁寧に描かれている。

第15回フジテレビヤングシナリオ大賞・佳作受賞作「野球狂の親父」武藤大助
野球好きの親父が妻の死を前に家を壊し、野球場を作る。
2軍落ちしたピッチャーの息子に全盛期の球を投げさせるために
父親がわざとバットを早めに振ったり、同級生の女が野次るのが楽しい。
この記事のタイトルとURLをコピーする 月刊ドラマ
月刊ドラマ