月刊ドラマ 2003年06月

「ちょっと愛して…」山田太一
好きでもなかった中年男女の腐れ縁。山田太一のシナリオは初めに
ト書きで人の動きがあり、クレジットタイトルが始まって、
クレジットタイトルが終わるまで全てト書きで指定されている。

「春までの祭」山田太一
20行以上のセリフが多い。26行にも渡るセリフもあり圧倒される。
柱でワイングラスとあり、ワイングラスの説明がかなりの量のト書きで
情念のようなものが表現されていたいと指定されている。

「秋の一族」山田太一
妻に足を引っ掛けて転ばせた男を殴ったことで示談金を払わせられ、
それを取り戻す話。示談金を取り戻すため、次々と分かる相手の状況や
協力するうちに一つになる家族の気持ちなど静かな中にドラマがある。
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