月刊ドラマ 1992年09月

第5回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作「『アンナ』のテーマ」富田岩太郎
優等生の少年と不良少女の恋。やるかやらないかの違いがテーマで
不良少女が優等生に手紙を頼むが、それを先生に提出せずに自分で書く。
学校で孤立してもいいから不良少女との恋を優先する少年が悲しい。

後に芥川賞の受賞作「光抱く友よ」の盗作が発覚して大賞を剥奪された。
ネットでは第9回の大賞なしの原因になっているが、第5回の間違い。
不良少女とアル中の母親が同じ。優等生の少女が少年に変わっている。

第5回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作「屋根の上の花火」尾崎将也
イラストレーターの女の恋。独立する出版社の男の面接に行き、
志望動機に~が好きだからと書いて告白する。テニススクールの男、
玉の輿しか頭に無い女とライバルもよくある王道的なラブストーリー。

第3回TBS新鋭シナリオ賞・入選作「遠花火」小坂部恵子
父の遺骨をひとかけら盗んだ叔父。それを取り返したい娘。
調べるうちに死んだ父親の秘密が分かる。蛾がガラス戸にぶつかって
バタバタもがくなど何かを象徴したシーンが挿入されて映画っぽい感じ。
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