月刊ドラマ 2007年10月

第19回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作「今日は渋谷で6時」熊谷純
勘違いで待ち合わせとは別の人と出会う3組。別々の話が1つになるが、
それぞれの会話がコメディになっていて面白い。
女が元暴走族のヘッドだったり、最後までサービス精神がある。

第19回フジテレビヤングシナリオ大賞・佳作受賞作「埋み火うずみび」太田真理子
双子の一人が死ぬと、入れ替わる展開が読めてしまうが、
病気を苦に首を絞めたり、恋人や離婚する父がもう一人を選んでいたり、
残った側の辛い展開でよくある話と感じさせなかった。

「マラソン」寺田敏雄
自閉症の子供がテーマ。ただそれだけだと教育ドラマのようになるが、
母親の将来への不安、自閉症の就職の大変さなどを盛り込んで、
最終的には自閉症の子に逆に教えられる展開は見事。
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