月刊ドラマ 2004年08月

第4回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞・優秀賞受賞作「酒女」佐伯知則
軽度のアル中の中年女が主人公なので、感情移入できなかった。
生活できないぐらいの重症か、アル中を活かした特技があれば
よかったのに。タイトルがいいだけに残念だった。

第4回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞・優秀賞受賞作「なすびの花」星友人
刑務所に出入りしている父親が結婚式前の息子に迷惑をかける。
息子のためを思って、犯罪を繰り返す父親がいい人に感じられ、
結婚式の祝儀泥棒が父親だったのは、なぜかハッピーエンドに見える。

「それからの日々」山田太一
リストラされた男が家族と向き合う。山田太一らしく
見下していた嫁、息子、娘がそれぞれ自立していて、
自分だけが孤立していた夫のむなしさが描かれている。
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