AI脚本作成05 AIチャットは無料のシナリオスクール

私はシナリオ・センター(通称シナセン)の初心者コース(シナリオ作家養成講座)に通っていました。初心者コースは「シナリオの基礎技術」を教科書にした授業と実践的な授業がありました。脚本の課題があり、授業前に提出すると、授業を受けている間に別の講師に添削されて、授業後に返ってきました。
脚本家学校05 シナリオ・センターの体験談

AIチャットはシナリオ・センターの授業内容の「シナリオの基礎技術」を指定して、脚本の課題を添削してもらえるので、AIチャットはシナリオ・センターの授業の代わりになります。ただ、初心者は生徒が多いと課題を見せ合ったりできるので、シナリオ・センターに通った方が安心できると思います。

AIチャットを使うのは、脚本の課題についてです。脚本の課題は徐々に長く難しくなるので、私は遅れて3週分まとめて出したこともありました。例えば、小道具に関する課題であれば、AIチャットは小道具を効果的に使った物語を好きなだけ教えてくれるので、参考にして脚本の課題を書くことができます。

AIチャットは脚本をうまく添削できないですが、シナリオ・センターの脚本の課題は添削できます。日本の脚本はインターネットであまり公開されていないですが、シナリオ・センターの課題の脚本はブログなどで大量に公開されているので、シナリオ・センターの課題を指定すると、AIチャットは添削できます。

シナリオ・センターに提出する前に脚本の課題をAIチャットに添削してもらって何度も書き直すことで、完成された脚本の課題を提出できます。初心者は書式のミスなどを添削されることが多いですが、細かいミスは既にAIチャットに修正されているので、シナリオ・センターに内容を深く添削してもらえます。

シナリオ・センターでは脚本の課題は添削されて終わりですが、AIチャットを使うと添削で指摘されたことを修正して、AIチャットにもう一度添削してもらうことができます。AIチャットに指摘されたことを修正してAIチャットの添削を繰り返せば、自分が納得するまで脚本を修正することができます。

AIチャットはインターネットを検索して検索結果のサイトを参照して回答を作成します。シナリオ・センターを指定してAIチャットに脚本の添削を頼むと、AIチャットが参照するサイトは、シナリオ・センターの公式サイト、シナリオ・センターの公式ブログ、シナリオ・センターの生徒のブログなどの情報です。
AI脚本作成02 AIチャットが参照するサイトまとめ

シナリオ・センターの公式サイトで課題のやり方など、シナリオ・センターの公式ブログの講師のインタビューでどこに気を付けて添削しているかや課題で気を付けることなど、シナリオ・センターの生徒のブログで課題を発表した時に講師から言われたことなど、をAIチャットは参照していました。

シナリオ・センターの課題の20枚シナリオでは、課題の意図を表現できていればいいという考え方です。そのためにストーリーに頼らない、落ちはいらない、という教え方です。よくある設定にして登場人物の感情が出た方が講師から評価される、と書かれた生徒のブログをAIチャットは参照していました。

AIチャットにシナリオ・センターの脚本の課題を実際に添削してもらうと、よくある話に変更されていました。AIチャットはシナリオ・センターと指定しなくても、シナリオ・センターの公式サイトなどの内容を参照していました。AIチャットは落ちを無くして、主人公が成長するような脚本に変更していました。
AI脚本作成04 AIチャットに脚本を添削させた結果

AIチャットの脚本の課題の添削を初めから何度もやり直してみました。他のパターンとしては、キュウリを小道具として使った脚本もありました。怒った父親がキュウリを投げたり、先生が無料かと思ったとキュウリをかじったりする脚本です。AIチャットは小道具を使う内容のページを参照していました。

AIチャットにどの課題か指定することもできます。AIチャットは何も指定しないと、脚本の添削で検索した時に検索結果の上位に来るシナリオ・センターが選ばれることが多いですが、AIチャットにシナリオスクールを指定すると、AIチャットはそのシナリオスクールのホームページや生徒のブログを参照します。
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