AI脚本作成06 AIチャットの評価は人間より正確

私はシナリオ・センター(通称シナセン)の実践コース(ゼミナール研修科)に通っていました。実践コースは少人数制で、課題の原稿用紙10枚の脚本を朗読して、他の生徒から感想を聞き講師に指導されます。シナリオコンクール前になると出席する生徒が少なくなり、感想が聞けないので退会しました。
脚本家学校07 シナリオ・センターを辞めた理由

私の不満はAIチャットを使えば全て解決しました。脚本家志望者が脚本の感想を聞く機会は少ないので、シナリオ・センターに感想を聞きに行っていましたが、AIチャットなら一瞬でいろいろなパターンの感想を聞けます。AIチャットにシナリオ・センターの実践コースで発表した脚本の感想を聞いてみました。
AI脚本作成03 AIチャットに脚本の感想を聞いた結果

この脚本を実践コースで朗読したときは、生徒や講師から褒められました。否定的な意見は無かったです。AIチャットはひとこと程度の感想ではなく、詳しく感想を答えてくれます。AIチャットはちょうどいい感じに褒めてダメ出ししてほしい私の願い通りに答えてくれました。褒めるだけや酷評も可能です。

少人数制のクラスでは、脚本の感想を言うときに、みんなが良いと言っているのに一人だけ悪いとは言いづらいです。新しく入ってきた人には甘くなりがちです。朗読するので読み方などで評価が変わることもあります。前より良くなったとか過去の脚本と比較したり、その脚本以外の情報も感想に影響します。

クラスによって感想を言う生徒の実力も講師に指導される内容も違いますが、AIチャットなら客観的に評価してもらえます。感想を言う生徒が少ないとかもありません。AIチャットの感想の内容もどういう点に気を付けて感想を言ってなど指定できるので、いろいろな性格の人間の感想を聞くことができます。

脚本の感想を聞いて、指摘された内容を修正して、次の回に脚本の感想を聞くシナリオスクールもあります。例えば、AとBとCが悪いと指摘された場合に、AとBとCを直して、また感想を聞きます。指摘されたのに直さないと、印象が悪いので直すしかないのですが、前より評価が悪くなることがあります。

一度に直して前より悪くなった場合はどこが悪いのか見つけづらいです。AIチャットならAだけ直して感想を聞き、次にBだけ直して感想を聞き、という風に順番に直して何度も感想を聞くことができるので、間違った修正に気づきやすいです。よくあるのがBが悪いのではなく、Bの前後が悪かったなどです。

脚本をどう修正するのか指摘するには、脚本を何度も読む必要があり難しいです。指摘した人の実力不足も原因ですが、そういう人ほど言われた通りに直したのに別の文句を言います。AIチャットなら修正案を何パターンも試して感想を聞けるので、他人の意見に惑わされずに脚本を書くことができます。

また、修正した脚本の評価が悪くなるのは、一度聞いたことのある脚本なので、シナリオスクールの講師も生徒も新鮮さがなくなるのも原因です。今までに発表した脚本とも比べられ、どう修正したかも評価されます。AIチャットなら毎回、脚本を初めて読んだときと同じ反応で脚本を評価してくれます。

実際にシナリオスクールで言われた感想とAIチャットの感想を比べて、たいして変わらないと思えば、AIチャットでいいと思います。シナリオスクールで聞いた感想とは別の感想を聞きたい場合にもAIチャットは使えます。AIチャットは脚本や小説の参考書のやり方を参照しているので、客観的な感想を聞けます。
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