別冊宝島144シナリオ入門

シド・フィールドの「映画を書くために……」を基にした本。
同じ作者なので重複した内容が多いが、実際に授業を受講しているように
各章ごとに勉強のための課題が載っている。

書いてる途中で誰でもこれでいいのか悩んでしまうので
登場人物の設定資料を作ったり、起こることをカード化して並べたり、
シナリオの執筆だけに集中できる環境を作ってるように思える。

特に書いていていつも悩む第2幕について中間点を中心にして
前半後半に分けることで書きやすくする方法が載ってて勉強になった。
以下、参考になったことのまとめ。

時間をかけずに、とにかく最後まで仕上げるのが重要で
第1稿は60%のできで、2回目の推敲で75~80%のできにして、
さらに磨きをかけて90~95%にする。

120分の映画は状況設定30分、葛藤60分、解決30分の三幕に分ける。
25~30分にプロットポイント1が85~90分にプロットポイント2が
60分にミッドポイントがあり、その出来事が物語を次へ展開させる。

第2幕はミッドポイントで起こる出来事を中心として前半後半に分ける。
前半は45分に後半は75分にそれぞれの重要な場面を置く。
要は15分ごとに何か事件を設定するだけで、書きやすくなるということ。
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